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1: 2025/01/18(土) 06:49:35.12
信州大学の研究チームが、太陽光を用いて水から直接的に水素を得る水分解プロセスとして、新しい光触媒によりシンプルな構造
で大規模化が容易な低コストの手法を開発した。ペロブスカイト系光触媒Y2Ti2O5S2表面における水の分解において、
水素と酸素を2段階で発生させたものであり、面積100m2のシート形状の実証装置を数カ月間作動させることによって、
太陽光から水素への変換効率STH(Solar-To-Hydrogen energy conversion efficiency)が向上することを確認した。

研究チームの研究成果が2024年11月27日に『Advanced Science』誌に公開されるとともに、太陽光で水から直接的に製造する
ソーラー水素の技術開発に関する研究チームによる総説が、2024年12月3日の『Frontiers in Science』誌に掲載されている。

現在、水素燃料の多くは天然ガス原料から誘導されており、化石燃料を活用しない純粋なグリーン燃料とは言い難いのが実情だ。
一方で太陽光をエネルギー源として光触媒による直接的な水分解を利用したソーラー水素の製造技術は、システム構造がシンプルかつ安価であり、
大規模なプロセス展開が可能であることから注目を集めている。
研究チームは、「光触媒を活用した水分解は、ソーラー水素の製造および貯蔵にとって理想的な技術として重要であり、
高効率化を可能にする光触媒材料およびシステムの開発が、将来の実用拡大の鍵である」と説明する。

以下ソース
https://engineer.fabcross.jp/archeive/250114_sth.html


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Source: 理系にゅーす