縫製会社「美泉(びせん)」社長・井上孝輔さん(40)
「耳にかけないマスクはない?」。ある客の一言をきっかけに、耳かけを外してもずれない「すべり落ちないマスク」を長崎県諫早市の縫製会社「美泉(びせん)」の井上孝輔社長(40)が開発し、今月中旬に発売した。
生まれつき耳が小さい「小耳症」の人も着用でき、眼鏡や補聴器の邪魔にもならないと大人気だ。福岡市で4日に開かれた「九州・山口ベンチャーマーケット」第二創業部門では県内初の優秀賞を受賞した。井上さんに開発秘話を聞いた。【聞き手・中山敦貴】
――「すべり落ちないマスク」の仕組みは
◆いたってシンプル。マスク裏側の鼻に接する部分に、シリコンコーティングされた小さな滑り止めをハの字型に縫い付けており、これで鼻を挟み込むようにして着ける。付属のフック付きゴムバンドを首の後ろ側に回して固定すると、耳かけを外してもマスクは滑り落ちない。
――開発のきっかけは
◆10月上旬、自社ブランドのベビー服を買いに来た男性客から「知り合いの娘さんが小耳症で、マスクが着けられず困っている。耳にかけないマスクはないか」と聞かされた。うちは水泳帽の縫製などを得意とする会社だが、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけにマスク製造を始めていたので「作ります」と即答し、10月末までに完成させた。
===== 後略 =====
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Source: 理系にゅーす