安原和貴
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「百年後のトイレ」。皆さんはどんな進化を遂げていると思いますか? 全自動AIトイレ。水を使わないSDGsトイレ。はたまた、空飛ぶトイレ!? さまざまなトイレが想像できると思います。
日本のおもてなし文化の象徴ともいえるトイレ。実はここ数年で大きく進化していることをご存じでしょうか。本日はそんな最先端のトイレについてお話しします。(写真は、坂茂氏が手がけたトイレ=2022年6月、東京都渋谷区)
日常の中で病気を早期発見!?
2021年、世界最大規模の技術見本市「CES」で、日本のTOTO株式会社があるトイレを発表しました。それが、「ウェルネストイレ」というもの。果たしてどのようなトイレなのでしょうか。
そのトイレ、なんと「座って用を足すだけで、健康状態を測ってくれるトイレ」なのです。便座に座る際に接触した皮膚から身体情報を得るほか、排せつ物などのデータを集めてくれるとのこと。しかも、それらのデータをもとに、より良い生活習慣まで提案してくれる優れものです。
例えば、皆さんが日常の中で食生活が乱れたとします。そんなとき、普段通りにトイレを使用するだけで、「食事のバランスが悪いです。サーモンやチキン入りのアボカドサラダがオススメです」というメッセージが、スマホのアプリに届くのです。この技術が広がれば、頻繁に病院に行かなくても、日常の中で病気を早期発見できる未来が来るかもしれません。
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Source: 理系にゅーす