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1: 2024/06/23(日) 09:58:04.49
世界で生まれる新薬の7割が日本で使えない事態となっています。21日、閣議決定された「骨太の方針」で、政府の対策が盛り込まれましたが、問題はどこにあるのか、取材しました。

■世界の新薬の7割が使えない

 病気に苦しむ人々が一番訴えたいこと。

肺腺がんを患った男性(42)
「薬が一つでも多いことは、命に直結した」

 海外では日々、新しい薬が誕生しています。ただ、その7割は日本では承認されていません。

 男性は35歳で「肺腺がん」と診断されました。

肺腺がんを患った男性
「まさか30代にがんにかかるとは本当にショックを受けましたし、診察室で告知を受けた後は泣き崩れて」
「(Q.一番の不安は?)生まれて間もない次男が1歳だった」

 子どもの成長を見守るため、男性はがん治療を始めますが、ある問題が起こります。

肺腺がんを患った男性
「薬はまだ保険診療として認められていなかった」

 患っていたのは、特殊な肺腺がん。海外には治療薬があるものの、日本では未承認。そこで男性が志願したのが、この薬の治験でした。

肺腺がんを患った男性
「私の場合は、治験薬が本当によく効きまして、完全奏功という状態に至りがんが消失した」

 新薬の投与で、男性は一命を取りとめましたが、共に闘っていたがん患者は。

肺腺がんを患った男性
「(新薬に)トライする前に症状が悪化。トライできずに亡くなった人も」

■「治験」のハードル高く…

 なぜ、日本では、なかなか新薬が認められないのでしょうか。専門家は、2つの理由を挙げます。

大阪大学 感染制御学 忽那賢志教授
「日本は治験に参加すること自体、患者にとってハードルが高い」

 新しい薬の承認に必要な臨床試験「治験」。日本は、海外に比べて参加者が集まりにくい構造にあるといいます。

大阪大学 感染制御学 忽那賢志教授
「海外に比べると日本は国民皆保険の制度があって、基本的にはほとんどの人が最善の治療を受けることができるので、治験に参加しなくても良いと思う人が多いのでは」

※続きは以下ソースをご確認下さい

2024/06/22 18:43
テレ朝news

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000355948.html?display=full


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Source: 理系にゅーす