しかし、実はこの2つを同時に摂ると脳に悪い影響が出てしまうリスクが……なぜなのでしょう?
その理由は……
糖質を多く含むポテチと、甘いのに糖質がない人工甘味料入り飲料の2つを同時に摂ったとき、
脳は混乱してどう反応したら良いかわからなくなる恐れがあるから。
糖質が含まれるものを摂ると、人の体はブドウ糖を分解してエネルギーに変換しようとします。
一方で、人工甘味料で甘みをつけたものだと、体は「エネルギーはなく分解するものはない」と判断します。
もしその双方を一緒に摂ると、脳がパニック状態に陥ってしまい、
脳の報酬系と呼ばれる部分が害を受けるリスクもあると研究者たちは指摘します。
イスラエル紙「ハアレツ」の記事では、
「ダイエットコーラが飲みたくなったときは、ポテトチップスを食べるまでに少なくとも1時間は待ったほうがいい」と推奨されています。
まず、いままで定説として知られていたのは「脳は甘さではなくカロリーの高い食べ物に強く反応する」ということでした。
しかし、米イェール大学の研究者たちがある実験をしたところ、奇妙な結果が出たのです。
研究者たちは初回の実験で、カロリーの高い飲み物と低い飲み物を2つ飲んでもらい、脳の反応を調べました。
ここでは、予想通りカロリーの高い飲み物のほうに脳が強く反応しました。
次の実験で、今度はカロリーをさらに細分化し、0、 37.5、 75、 112.5、 150キロカロリーに分けて飲んでもらいました。
すると、脳が一番強く反応したのは中間である75キロカロリーの飲み物だったのです。
その後、2年にわたる研究によって「甘さとカロリーが釣り合わない飲料を摂っても脳は反応しない」ということがわかりました。
実験の例で言えば、脳にとっては75キロカロリーというのが「甘さに見合ったカロリー値」だったということなのですね。
https://courrier.jp/news/archives/278776/
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Source: 理系にゅーす