『サピエンス全史』のヒットにより、多くの人の関心を集めるところとなった〈人類の歴史〉と〈私たちのこれから〉。 
 今回は、著書『絶滅の人類史』で 
 「ホ◯・サピエンスはネアンデルタール人よりも頭が良かったから生き残った」という従来の常識を覆した 
 分子古生物学者の更科功さんに、その真意をお聞きしました。 
■運命は種の優劣では決まらない
 ――ホ◯・サピエンスの台頭とともに、ネアンデルタール人などの人類は絶滅していきました。 
 ホ◯・サピエンスがほかの人類を滅ぼした、ということでしょうか。 
 ホ◯・サピエンスがネアンデルタール人を◯した、という説は従来から唱えられてきました。 
 しかし、これは誤りであると私は考えています。 
 たしかにホ◯・サピエンスの骨と、 
 石器による傷がついたネアンデルタール人の子供の骨がフランスの同じ遺跡から発見されており、ネアンデルタール人の子供が◯されて食べられたことが推測されます。 
 ところが、じつはこれら以外に、◯害の証拠資料はほとんど見つかっていない。 
 両者が時に争ったことは間違いありませんが、集団同士の大規模な衝突はなかった、と見るべきでしょう。 
 人類史には明確な史料が存在しないため、このような誤った通説が少なくありません。 
 典型的な例が「ホ◯・サピエンスはネアンデルタール人よりも頭が良かったから生き残った」という説です。 
――私も、本書を読むまではそう信じ込んでいました。
そのような「常識」に対するアンチテーゼを示したい、というのが執筆中も意識していた点です。
続きはソースで
http://hon-hikidashi.jp/wp-content/uploads/2018/07/180712voice-sarashina.jpg

引用元: ・【人類学】ホモサピエンスが生き残った理由は「頭が良かったから」ではない!?『絶滅の人類史』著者に聞く[07/15]
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Source: 理系にゅーす
 
 
 
