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小口貴宏 (編集部)2024年10月24日 12時03分
「過去に類を見ない値上げで社内が騒然となっている」──。そうXに投稿したのは、神戸市を拠点に日本全国で運行するタンカー船事業者の東幸海運だ。
NTTドコモは10月3日、衛星電話サービス「ワイドスターII」「ワイドスターIII」を4月1日に値上げすると発表。
船舶プランの場合、改定前は30秒が44円だったものが、改定後は177.1円となる。同社のツイートはこの値上げを受けたものだ。
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値上げの概要
ドコモは値上げの理由について次のように説明した。
「衛星電話サービスに関連するネットワーク設備の維持管理コストが継続的に上昇しているなか、これまで可能な限りコスト削減に取り組むことでサービスの品質確保と安定運用に努めてきたが、自社の努力だけではコスト増に対応することが困難な状況であることから、やむを得ず2025年4月から通話料を改定することにした」
Starlinkに乗り換えられない理由
なお、昨今は光ケーブルのない海上でも、衛星からの電波でブロードバンドに接続できる「スターリンク」がある。いっそのこと、スターリンクと通話アプリに乗り換えたほうが快適なのでは… と考えるが、ここにも船舶事業者ならではの事情があるという。
「Starlinkは緊急通報用のGMDSSに対応する通信機器として認められていない」(東幸海運)
日本では安全性を高めるため、総トン数20トン以上の船舶は基本的にGMDSS無線設備を設置する必要がある。そのため、Starlinkを導入しても、(略)
※全文はソースで。
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Source: 理系にゅーす