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1: 2024/08/10(土) 16:54:14.20
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ce0b269fc168bd9f6ee7090beb5dbff72894892
 「最強の王者」と言われる肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(Tレックス)は、これまでの推定よりはるかに大きかった可能性がある――。
カナダと英国の研究者が、最大サイズを推定するモデルを作り、発表した。
体重は70%重く、体長は25%長いという。

【画像】思っていたよりも巨大だった? Tレックの全身骨格がこちら
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20240806003485.html

論文が7月末、専門誌エコロジーアンドエボリューションに掲載された(https://doi.org/10.1002/ece3.11658)。

史上最大の歩行生物である恐竜が、どれほど巨大だったかを知るのは、生態や進化を探る上で重要とされる。
ただ、最大サイズの個体の化石をたまたま発掘する確率は非常に低い。
群衆からランダムに選んだ人が、最も身長の高い人である確率が低いのと、同じだ。
恐竜の種ごとの最大サイズははっきりとわかっていない。

この疑問に、カナダ自然博物館のジョーダン・マロン博士と英クイーン・メアリー大学のデビッド・ホーン博士が挑んだ。

■最大の化石より体重70%重く、体長25%長い
恐竜の個体数の規模、成長率、寿命などを考慮した成長シミュレーションを、現代のワニの成長モデルを用いて考案。
Tレックスの体格の上限を調べた。

発見された化石標本から、Tレックスは最大で体長12メートル、重さ8.8トンと推定されている。
計算によると、この大きさは種全体の上位1%に相当。
Tレックスは成長すると、最大で全長15メートル、重さ15トンに達することが可能とわかった。

■巨大化石、見つかることはまずない
剣のような鋭い歯や長い尾を持ち、ラテン語で「王」の名を与えられたTレックスは、約6500万年前に絶滅するまで約240万年にわたって陸上捕食者の上位に君臨した。
推定が正しければ、まだ見たことがない巨大Tレックスの化石が地下に埋まっている可能性がある。

ただ、研究チームは「Tレックスの最大サイズの化石が見つかることはまずないだろう」とみている。
Tレックスが地上に現れた総数は、240万年間で25億頭とも言われるが、博物館などで現在見られる成体骨格は32点余り。
現在のペースで発見が続いても、最大サイズのTレックスを発見するのに1千年かかる計算だという。


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Source: 理系にゅーす