「ダークマターは存在しない」と研究者が主張する理由とは?
ダークマター(暗黒物質)は天文学の現象を説明するために提唱された物質であり、
光学的に観測できないという特性もあって依然として「謎の物質」とされています。
近年の科学会ではダークマターの存在を前提とした宇宙理論が主流ですが、
中にはダークマターの存在を支持していない研究者も存在しており、ドイツ・ボン
大学の天体物理学者であるPavel Kroupa教授が「ダークマターは存在しないと
主張する理由」について解説しています。
ダークマターとは、「観測可能な物質だけでは銀河を形成するのに十分な重力を得られない」
という研究結果を基に、1933年にスイスの天文学者であるフリッツ・ツビッキーが提唱した物質です。
主流の仮説では、宇宙の約25%がダークマターで構成されており、70%はダークエネルギー、
残り5%が原子など既知の物質であるとされています。
少なくとも30年前から科学者たちはダークマターが存在する証拠を求めてさまざまな研究を
行っており、記事作成時点でもダークマターの正体について多種多様な仮説が登場していますが、
「ダークマターは存在する」という前提は多くの科学者によって共有されています。Kroupa氏は、
「多くの科学者が実験室や極地実験でダークマターを探し、存在を証明してノーベル賞を
受賞しようとしています」と述べ、これらの研究に多額の税金が投じられていると指摘。
ところがKroupa氏は、これらの科学者が無視している単純なテストがあると述べ、
それに基づけば「ダークマターは存在しない」と主張しています。1943年、インド生まれの
天体物理学者であるスブラマニアン・チャンドラセカールは、低質量の微少粒子の中を
移動する巨大物体は、重力の影響で次第に減速していくはずだとする「Dynamical friction
(チャンドラセカールの力学的摩擦/重力抗力)」という考えを提唱しました。
チャンドラセカールの力学的摩擦の計算に基づけば、宇宙空間を移動する銀河は
ダークマターによる減速が生じるはずです。ところが、Kroupa氏が共同研究者や
学生たちとさまざまな銀河系を調べても、チャンドラセカールの力学的摩擦が
当てはまる減速は確認さhttps://gigazine.net/news/20220825-dark-matter-doesnt-exist/
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Source: 理系にゅーす

