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1: 2025/06/22(日) 15:56:33.06
<ブラックで飲むのであれば健康にメリットがある…タフツ大学の研究チームの研究より>

コーヒーをブラックで飲む人に朗報だ。ブラックコーヒーは全死因による死亡リスクの低下と関連しているという。

この結果は、タフツ大学の研究チームによる最新研究で明らかになったもので、ブラックで飲んだ場合に限って健康効果が見られ、クリームやミルク、砂糖を加えるとその効果がなくなることが判明した。

本論文の筆者で疫学者のファンファン・チャン(Fang Fang Zhang)教授は次のように述べる。

「コーヒーは世界で最も消費されている飲料のひとつです。アメリカの成人のほぼ半数が1日1杯以上のコーヒーを飲んでいるとの報告があり、コーヒーが健康に与える意味を理解することは重要です」

コーヒーの健康効果は、その生理活性化合物による可能性もありますが、砂糖や飽和脂肪を加えることで死亡リスク低下の効果が薄れることが、私たちの今回の研究結果で示唆されました」

本研究では、1999年から2018年にかけて収集されたアメリカの成人約4万6000人の食事および健康データを分析。このデータを全国死亡指数(National Death Index)と照合し、コーヒーの飲み方が早死のリスクにどのように影響を与えているかを検証した。

コーヒーの摂取パターンは、カフェイン入りかどうか、砂糖、ミルクやクリームの有無、ハーフ&ハーフ(2つの材料を同量ずつ混ぜる飲料)かによって分類。加えて、加糖や飽和脂肪の量にも着目し、基準として砂糖は小さじ半分未満、飽和脂肪は1日の基準摂取量の5%未満を「少量」と定義した。

具体的には、小さじ半分未満の砂糖、2%のミルク、クリームまたはハーフ&ハーフは大さじ1杯とした。

解析の結果、1日1杯以上のカフェイン入りコーヒーの摂取は、全死因死亡リスクを16%低下させることが示された。さらに1日2~3杯飲む場合には、そのリスク低下率が17%に上昇した。

ただし、それ以上飲んでもそれ以上の死亡リスクの低下には結びつかず、むしろ1日4杯以上飲むと、特に心血管疾患による死亡リスクに関する有益性が低減した。

さらにコーヒーに何かを加えることによって、コーヒーの健康上のメリットが明らかに減少することを研究チームは発見した。

ブラックコーヒーと砂糖と飽和脂肪の添加量が少ないコーヒーを飲むと、コーヒーを飲まない人と比べて、全死亡リスクが14%減少。しかし、砂糖や飽和脂肪酸を多く含むコーヒーでは、そのような関連性は認められなかった。

栄養疫学者のビンジエ・ジョウ(Bingjie Zhou)研究員は次のように述べる。

「今回の結果は、アメリカの食事ガイドライン(Dietary Guidelines for Americans)に沿ったもので、砂糖と飽和脂肪の摂取制限を裏付けるものです」

(続きは↓でお読みください)

Newsweek
2025年6月22日(日)10時15分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2025/06/557241.php


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Source: 理系にゅーす