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1: 2023/09/14(木) 08:10:07.57
地方のミライ
コンパクトシティー青森 「国策」失敗の本質は/上

 商業施設や住宅を中心部に集約させる「コンパクトシティー」構想は、疲弊する地方都市の「切り札」として、約30年間にわたり期待されてきた。だが、いまだに明確な成功事例を築くことができていない。実際に街を歩き、「失敗の本質」を探った。

 色とりどりの洋服やユニークな雑貨が並んでいたテナントスペースは消え、職員が淡々と市民に応対する窓口になっていた――。

 私は2011~17年、初任地の青森支局で勤務した。今年8月10日、JR青森駅の目の前にある地上9階建ての大型ビル「アウガ」を6年ぶりに訪ねると、若者たちでにぎわったかつての商業ビルは、無機質な市役所にリニューアルされていた。

 アウガは01年にオープン。地下に青果・鮮魚などの市場、1~4階に商業施設、5~8階に市立図書館などを入れた官民複合の再開発ビルで、医療・福祉・商業などの都市機能や居住地域を中心部に集める「コンパクトシティー」構想の目玉と期待された。

 だが、慢性的な赤字経営が続き、アウガを運営する第三セクターは200億円以上の公金を投じながら16年に経営破綻した。今は市がアウガを取得し、「駅前庁舎」として稼働している。

 私がアウガの経営破綻を取材していた16年ごろ、青森市が窓口機能移転を提案した際に打ち出したのが「新たなにぎわいの創出」だった。

 だが、祝日の8月11日に再びアウガを訪ねると、…(以下有料版で,残り1293文字)

毎日新聞 2023/9/14 06:00(最終更新 9/14 06:00) 有料記事 1871文字
https://mainichi.jp/articles/20230912/k00/00m/010/157000c
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Source: 理系にゅーす