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1: 2024/11/14(木) 18:57:03.70
カラスの群れがひっきりなしに襲いかかり、リーザ・ジョイスはバンクーバーの通りを叫びながら逃げ惑った。

カラスは急降下して彼女の頭に降りては飛び立つのを8回も繰り返したという。
その7月の夜は、花火を見ようと何百人もの人がいたというのに
そのなかでなぜ自分が標的になったのだろうと、ジョイスは奇妙に思った。

「私は臆病ではありませんし、たいていの野生動物は怖くありません」という彼女だが
あの夏からカラスとの遭遇は増える一方で、それを避けるために通勤ルートを変更したという。
「彼らは本当に無慈悲で、本当に恐ろしいんです」

カラスの怒りにおびえる人は、彼女以外にもたくさんいる。
同じくバンクーバーに住むジム・オリリーという人物が運営するCrowTraxというウェブサイトには、8年前に開始して以来、市内でのカラスによる攻撃の報告が
実に8000件も寄せられている。緑の豊かなバンクーバーは、カラスが比較的多いでも都市であるのだ。
また、このようなカラスとの接触は、太平洋岸北西部一帯で広範囲に認められた。

ロサンゼルスに住むニール・デイブは、家のドアガラスをカラスに攻撃された。割れてしまうのではないかというほどにくちばしを打ちつけてきたのだという。
メーン州ブラウンズウィック在住のアーティスト、ジム・ルーは、住んでいる高齢者アパートの駐車場にあった10台以上の車のワイパーが、カラスによってことごとく破壊されたと話す。
誰もカラスを止められなかった。

カラスは知能が高いことで知られる。人の言葉をまねたり、道具を使ったり、群れのメンバーが殺されたり死んだりした際には
集まって葬式のようなことをしたりもする。顔を識別し記憶する能力にも長けており、大勢のなかでもすぐに判別できる。

また、彼らは恨みをしぶとく根に持つ。カラスの群れが一度ある人を危険だとみなすと、その怒りは驚くべきほどに膨らみ
カラスの一個体の一生である10数年どころか、何世代も受け継がれることもある。

恨みを持ったカラスによる攻撃はホラー映画のネタにもなったが、それこそヒッチコックの映画『鳥』の
悪夢のように、人生が変えられてしまうこともあるかもしれない。

シアトルに住むコンピューター技術者のジーン・カーターは、カラスに付きまとわれる被害に遭っている。
彼らは窓の外でほぼ1年中待ち伏せをしているという。

続きはクーリエ・ジャポン
(記事引用元はニューヨーク・タイムズ)
2024/11/13
https://courrier.jp/news/archives/381832/


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Source: 理系にゅーす