イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の生物学者らが2020年12月に発表した研究により、過去12万年の間に166種の「飛べない鳥」が人類に滅ぼされていたことが分かりました。
これに対し、現存する飛べない鳥はわずか60種しかいないことから、研究者は「人間が絶滅に追い込まなければ、世界には飛べない鳥が今の4倍はいた」と指摘しています。
Anthropogenic extinctions conceal widespread evolution of flightlessness in birds | Science Advances
https://advances.sciencemag.org/content/6/49/eabb6095
Flightless bird species at risk of extinction | University of Gothenburg
https://www.gu.se/en/news/flightless-bird-species-at-risk-of-extinction
Flightless birds more common globally before human-driven extinctions | UCL News – UCL – University College London
https://www.ucl.ac.uk/news/2020/dec/flightless-birds-more-common-globally-human-driven-extinctions
人類の活動が鳥類の進化に及ぼした影響を調べるため、UCLとスウェーデン・ヨーテボリ大学の研究者らは共同で、人類が台頭してから現代までに絶滅したことが分かっている鳥類を網羅的に精査しました。
その結果、今から12万6000年前の後期更新世から現在までに絶滅した鳥類581種が特定されました。
そして、研究チームが化石や記録から絶滅した鳥類の生態を調べたところ、絶滅した581種の約3分の1に相当する166種が飛行能力のない鳥だったことが分かりました。
この166種に、現存する飛べない鳥60種を足すと合計226種になることから、研究チームは「現存する全世界の鳥類の数に人為的に絶滅させられた581種を加えると、全体では5%の増加となりますが、飛べない鳥の数は4倍に増加します」と指摘しています。.
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
Gigazine 2020年12月07日 06時00分
https://gigazine.net/news/20201207-flightless-birds-common-human-extinctions/
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Source: 理系にゅーす