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ミスチルやオザケンは、韻を踏む天才。研究家が「完璧」な歌詞を解説
2020年11月11日 19:40| J-WAVE NEWS
https://news.j-wave.co.jp/2020/11/post-6993.html

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。10月14日(水)のオンエアでは、シンガーソングライターの吉澤嘉代子と、韻の解説書『声に出して踏みたい韻』の著者で韻研究家の細川貴英をゲストに迎え、「J-POPに潜む韻の世界」についてお届けした。

◆韻とは母音を合わせること

『フリースタイルダンジョン』や『高校生RAP選手権』を発端とするフリースタイルラップ人気の中で、世間に知られるようになったのが「ラップで韻を踏む」というヒップホップ文化だ。実際にはヒップホップだけではなく、J-POPの歌詞の中にも「韻」がたくさん潜んでいる。

オンエアでは、まず細川が「そもそも韻とは何なのか」を解説した。

細川:一言でいうと「母音を合わせること」だと思います。

(中略)

テーマ「J-POPに潜む韻の世界」を掘り下げていく上で、細川がまず取り上げたアーティストは、Mr. Children。

あっこゴリラ:ミスチルはめっちゃ踏んでますよね。
細川:はい。昔からいろんなタイプの韻を踏んでいます。名曲『名もなき詩』や『シーソーゲーム』などの歌詞でも韻を踏んでいます。

◎「ニシエヒガシエ」
https://www.youtube.com/watch?v=bH1u6maQZEg

細川:歌詞の「ニシエヒガシエ 必死で猛ダッシュです」という部分は、母音が「いいえいあいえ」「いいえおあうえう」で完全に合ってはいません。しかし、この違いをカバーするために「もうダッシュです」の部分を「ヒガシエ」に寄せて桜井さんが歌っていて、かつ最後の「す」に音を乗せないことで、「必死で猛ダッシュです」の母音も「いいえいあいえ」のように無理やり聞こえさせる荒技を使っています。

◎「GIFT」
https://www.youtube.com/watch?v=wZlgIGsT-Ns

さらに細川が「韻を極めたミスチルの曲」として挙げたのが『GIFT』。どの部分で韻を踏んでいるのだろうか。

細川:この曲の中で一番わかりやすい韻は、「僕は探してた 最高のGIFTを」の部分です。次に同じメロディーで「僕の両手がそれを渡すとき ふと謎が解けるといいな」とあって、「GIFT」と「きふと」が同じ母音「いうお」で韻を踏んでいます。

(中略)

◆小沢健二はリズムに合わせて韻を踏む天才

続いて細川が紹介したのは、小沢健二。「リズムに合わせて韻を踏む天才」と称する。

・『強い気持ち強い愛』

細川:この曲は、イントロの部分で「Stand up, ダンスをしたいのは誰?」というフレーズを4回繰り返すことから始まります。なぜこの言葉がこんなに心地良いのか、ひらがなにしてみると、よくわかります。「すたんだっ、だんすをしたいのはだれ?」となって、軽やかな四つ打ちのリズムが印象的なんですね。ドラムが「たんたんっ、たーん、たーん、たん」という感じで打たれるのに合わせて、実は「すたんだっ、だんすをしたいのはだれ?」と、「た」or「だ」の文字が来るようになっているんです。

・『ラブリー』

◎ラブリー
https://www.youtube.com/watch?v=HDKCaTaJkB4

細川:歌い出し部分の「夢で見た彼女と会って FEEL ALRIGHT 誰かのちょっと待ってなんて知らない」の「ALRIGHT」と「知らない」だけでなく、「かのじょとあって」と「かのちょっとまって」で韻を踏んでいます。もうこれに関しては、聴いてる人にわかってもらうつもりないでしょって思いますね。あはははは。
あっこゴリラ:もう自己満の世界だよね。誰かに気づいてほしいとかじゃなくて、あえてわかりにくい方にいくとかありますよね。
細川:やっぱりそういうのあるんですね。もう一つ伝えたい箇所があります。この『ラブリー』は新しいバージョンと古いバージョンで歌詞が違うところがあるんです。古いバージョンが「Lovely, lovely way, can’t you see the way? it’s a」で、新しいバージョンが「Lovely lovely days 完璧な絵に似た」になっています。この対比もおもしろいです。韻完璧、意味完璧で、これは本当にすごいです。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)

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Source: 理系にゅーす