私たちの日常に溶け込んでいる酒、コーヒー、タバコ。
これらはしばしば「嗜好品」と呼ばれますが、薬物依存に詳しい専門家からすれば「立派な薬物」。
深刻な問題を引き起こしている可能性もあるといいます。
【動画で見る】「お酒が1番やばい」 身近な薬物 アルコール・カフェイン・ニコチン の実態と“必要”としてきた人類の歴史
https://www.youtube.com/watch?v=Pr1IVNqK5mc
私たちが毎日何気なく付き合っているこれらの「薬物」の危険性と人類が必要とした歴史、
それに上手な付き合い方について、国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師に教えてもらいました。
■「ビッグスリー」は世界中で愛され問題を引き起こす
「深刻な問題を起こしている薬物はアルコール、カフェイン、ニコチンなんです」
一般的に「薬物」というと覚醒剤やコカインなどの違法薬物を思い浮かべる人が多いとかもしれませんが、
松本医師はこれらを「リトルスリー」と呼び、アルコール、カフェイン、ニコチンの「ビッグスリー」と区別します。
「ビッグスリーというのは、人類に様々な健康被害を与えながらも、たくさんの愛好家を集めている薬物です。
みなさん薬物対策というとこのアヘン類(オピオイド)、コカイン、大麻などがすごく強調されるんですが、
実はもっともっと多くの深刻な問題を起こしている薬物っていうのはアルコール、カフェイン、それからタバコに含まれるニコチンなんです」
なぜ、覚醒剤は違法なのに、お酒やタバコは合法なのか。
松本医師によると、その区別に医学的根拠はないといいます。
「違法か合法かは関係なく、むしろお酒が一番やばいかなと思う局面もあったりするぐらいなんです。
歴史的な経緯とか、文化とか、自分たち日ごろ馴染みがないものは違法にされやすいし、馴染んでるものに関しては危なくても、社会的に許容されてるっていう現実はあります」
■アルコールの危険性とお酒が“必要”だった人類の歴史
アルコールの健康被害は多岐にわたります。
肝臓や膵臓への影響だけでなく、脳への影響もあります。
松本医師によると、日本酒に換算して1日1合よりも少ない量がリスクが低い飲酒量だといいます。
厚生労働省は日本酒で1日3合以上(純アルコールで約60g)を「多量飲酒」と定義していて、このレベルを超えると様々な心身の弊害が出る可能性が高くなります。
アルコールの危険性はそれだけではありません。
松本医師は、特に他者への影響という観点からアルコールの危険性を強調します。
「全ての薬物の中で他者に対する暴力とか迷惑行為に関連するのは断トツにアルコールなんです。
実際、覚醒剤とかヘロインとかコカインとかはみんな部屋にこもりますが、お酒はみんながいる場で飲みますし、
酔っぱらうと寂しくなって電話魔みたいになったりとか、人に会いたくなったりします。行き過ぎちゃうと対人暴力になってしまい、
私自身メンタルヘルスの領域でずっと支援していると、例えばドメスティックバイオレンスや児童虐待などの問題の背景には
加害者のアルコールの問題が浮かび上がってくるんです」
※続きはソースで
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Source: 理系にゅーす