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※調査期間:令和5年8月1日~9月20日 ,9月6日~9月19日

子育て世帯に何を配る? カネではなく「コメ」だとAIは答えた 品川区、アンケートを解析し支援事業に:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/347287

2024年8月14日 06時00分

 子育て世帯に必要な支援は―。東京都品川区は区民から寄せられた膨大な要望を生成AIで解析し、小中学生1人につき2キロのコメを配る事業を始めた。困窮世帯への支援として食料を配布する自治体はあったが、子育て世帯へのコメの一律配布は都内の自治体では初めてという。(佐藤航)

◆1人あたり2キロ「食べ盛りなので助かる」

 5日、品川区八潮の八潮児童センターには、多くの親子連れがコメを受け取りに来ていた。4人の子どものうち、小学生の長男と長女が対象だという近所の主婦の崎山かおりさん(47)は計4キロを受け取り、「子どもが食べ盛りなので助かる。物価も上がっているのでありがたい」と話した。
子育て支援策のコメを受け取る子どもたち=東京都品川区の八潮児童センターで(同区提供)

 対象は区内の小中学生約3万人のうち、5日までに申し込みがあった子どもたち。給食がない夏休み期間ということもあり、区が想定していた5000人の2倍以上の約1万1000人分の申し込みがあった。区戦略広報課の担当者は「予想を大きく上回る反響があった」と驚きを隠せない様子だった。

◆頻出ワードに「直接的な食の支援」

 区民のニーズをくみ取ることができた背景には、ここ数年で普及が進んだ生成AIがある。区は昨年8月、区政への要望についての全区民アンケートを実施し、約10万人から回答を得た。自由記述欄には計650万文字に上る意見や要望が寄せられた。手書きも含まれる膨大な内容を読み込み、傾向を分析するのに活躍したのが生成AIだった。

 人の手では数週間かかるとみられていた分析作業も、わずか1時間半で終了。頻出ワードを抽出したところ、「日々の生活に直結する直接的な食などの支援」「健康に良い食生活」などの要望が浮かび上がった。

◆「人力で分析すると偏りが出る」

 区はこれまで、子育て支援事業として、給食の無償化のほか、低所得者やひとり親を対象にした給付金支給などを実施してきた。しかし、生成AIが導き出したのは、食の支援。区内の子ども食堂の運営者から「給食がない夏休み中は栄養が不足する子もいる」という助言もあり、コメの配布を決めた。

 区の担当者は「人力で分析すると、どうしても担当者の考えによって偏りが出てしまう。生成AIを使えば、そうした偏りも排除できる」と手応えを語る。

◆「情報セキュリティーに万全を」

(略)

※全文はソースで。


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Source: 理系にゅーす