設立40年以上の老舗「ニチガク」の突然の破産は、受験を控えた塾生にも衝撃を与えた
受験シーズン目前に大学受験予備校が経営破綻によって突然”閉鎖”されて世間を騒がせたが、実は昨年の学習塾の倒産は過去最多。少子化の中、大手学習塾が競ってフランチャイズ展開を図っている。
近年は畑違いのサラリーマンの世界から学習塾の実質的なオーナーとなる、フランチャイジーへの”転職”も多いというが、早々に廃業に追い込まれるケースも。大手学習塾の覇権争いは、生き残りをかけたフランチャイジーの戦いともいえそうだ。
■学習塾の倒産は過去最多
新年早々、大学入学共通テスト目前の受験生にショッキングなニュースが飛び込んできた。大学受験予備校の「ニチガク」の建物に、1月4日付で破産する旨の貼り紙が突然出され、教室が閉鎖されたのだ。報道によると、「ニチガク」は設立40年以上の老舗で、国公立大学を志望する高校生が主な対象。約130人の生徒が通っていたという。
X上でも「ニチガク」に通っていたとみられる生徒らが「予備校に行ったら破産してたんだけど…」「この時期に笑えない」「もう自分の力で勝負するしかない」「お金返して」など不安や怒りのポストが上がった。
空前の中学受験ブームを背景に学習塾市場が過熱するなか、「ニチガク」のように経営不振に苦しむ学習塾は多い。東京商工リサーチの発表によると、大学受験予備校などを含む学習塾の倒産は、2024年は53件で2000年以降では最多。
加えて負債総額も約117億円で昨年の9倍にのぼり、やはり2000年以降で最多となっている。コロナ禍もあって、個別指導やオンライン形式など学習塾の多様化が進み、学習塾では独自の特徴を打ち出すなど生き残りに必死だ。
■脱サラして学習塾経営をする人も
大手間では個別指導塾を中心に、自らのブランド名をフランチャイズで広げる争いが激化している。フランチャイジーになるための開業資金は500万円前後。ロイヤリティは10%~30%が多く、「安いロイヤリティ」やサラリーマンらを意識した「教育業界未経験歓迎」などを謳い文句に、競ってインターネットで募集をかけている。
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Livedoorニュース/週プレNEWS 2025年2月13日 12時0分
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/28141816/
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Source: 理系にゅーす