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1: 2022/01/19(水) 11:30:35.97
「千年に1度」の噴火 「気温低下の恐れも」と専門家
https://www.sankei.com/article/20220118-HEZULQL645KXTGAQOEGPLCODHE/

噴煙の高さが20キロを超えたとされる点に注目するのは、立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授(災害史)だ。「噴出物が上空10キロ以上の成層圏に達すると地表に落下せずに漂い、地球上を薄く覆う。傘のように太陽エネルギーを遮る『パラソル効果』となって、世界的に気温が低下するおそれがある」と指摘する。

高橋氏の念頭にあるのは、1991年6月に起きたフィリピン・ルソン島にあるピナトゥボ山の噴火だ。この噴火は20世紀で最大規模といわれ、数百人の死者が出たものの、避難指示が的確で数万人の命が救われたとされる。

ただ影響は大きく、大量に放出された噴出物が太陽エネルギーを遮ったため、世界的に気温が低下し、冷夏による農業被害が深刻化。日本では2年後の93(平成5)年に米不足が起き、「平成の米騒動」とも呼ばれた。タイ米などを緊急輸入する事態となったことを覚えている人も多いだろう。

「パラソル効果による寒冷化で、数年内に世界的な食料危機も想定される」と高橋氏。「特に火山灰や火山ガスが豪州に流れた場合、日本が輸入する小麦が不作となる。食料自給率が低い日本も打撃を受けるだろう」と懸念を示す。


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Source: 理系にゅーす