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1: 2024/09/19(木) 21:29:08.20
手術室には産婦の絶叫が響き…麻酔が効かないままの「切腹カイザー」はなぜ繰り返されたのか
常軌を逸した医療行為に専門家は「まったく理解できない」

>>15時間前
文春オンライン

 近畿地方のある国立大学(以下、A大学)附属病院で、「グレードA」の超緊急帝王切開が行われた時のこと。手術室には、金属製の器具の音や心電図モニターの単調な音が刻まれ、スタッフはキビキビと動いていた。

 後期研修医が産婦の腹に保冷剤を当てて、麻酔の効果を確認しようとしたその時、麻酔科医Xの怒声が手術室に響き渡った。

「俺が穿刺(せんし)したんだから効いているに決まってんだろ!! 確認するな!!」

 X医師の有無を言わさぬ鋭い視線。上級医に研修医が口答えできるはずもなく、執刀が始められた。

 しかし、実際には麻酔が効いていないケースもあった。ある時、メスが入れられた直後、腹を切り裂かれた産婦は手術台で悲鳴を上げた――。

麻酔が効いていない産婦の腹にメスを…
 グレードAの超緊急帝王切開は、子宮破裂など、産婦や胎児の命に関わる事態に陥った時に行われる。手術の方針決定後、他の要件を一切考慮することなく直ちに手術を開始し、30分以内に児の娩出をはかると定義されており、同意書を取ったり術前検査をしたりする余裕はない。

 このA大学附属病院では、2018年から2021年頃にかけて、麻酔が効いていない産婦の腹にメスを入れて帝王切開(カイザー手術)するという医療過誤があり、その場にいたスタッフの間で「切腹カイザー」と呼ばれるようになった。背景には、A大学麻酔科に在籍しているX医師によるパワハラ問題や、常軌を逸した医療行為があると考えられている。驚くべきことにA大学で切腹カイザーが行われたのは一度や二度のことではない。

 すでにA大学を退職している麻酔医の山口薫氏(仮名)は、在職中に切腹カイザーが行われたこと、度重なる周術期死亡、X医師によるパワハラ問題などを、院外の仲田洋美医師(ミネルバクリニック院長)に文書で報告した。仲田医師は、その文書を取りまとめ、所属を明かして実名で全国の医学部麻酔科宛にFAXし、厚生労働省にも原文を送付した。

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https://bunshun.jp/articles/-/73097?page=1


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Source: 理系にゅーす