1/30(土) 10:00配信 テレ朝ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/971beb12003dcb387fa67a1466e500d364af9cbe
寒い日に欠かせない使い捨てカイロ。使用後はごみ箱にポイッではなく…。
実は、驚きの再利用方法がありました。
多くの人が使い終わった後は捨てるというカイロですが、実は意外な再利用方法があるといいます。
消費生活アドバイザー・和田由貴さん:「カイロの中って活性炭が入ってるんですね。なので活性炭を消臭剤の代わりに使うことができますね」
例えば、使い終わったカイロを靴の中に入れることで消臭剤と同じ効果を発揮するというのです。有効な使い道は他にも…。
消費生活アドバイザー・和田由貴さん:「カイロの中には活性炭だけじゃなくて、鉄だったりとかバーミキュライト(土壌改良用の土)というものが入っている。これが水分をたくさん吸着するような効果があるんですね。なので、除湿剤の代わりにも使うことができるといわれています」
カイロをつるしてラックに掛けたり、中身を皿に移してクローゼットの中に置くことで空間の除湿が期待できるといいます。
消費生活アドバイザー・和田由貴さん:「せっかく捨てるんだったら捨てる前にちょっと一働きさせてあげると、そのまま捨てるよりはちょっとお得な感じにはなりますよね」
これまでは再利用しても捨てざるを得なかった使い捨てカイロ。さらに今、別の使われ方をしているといいます。
GoGreenGroup・山下崇代表:「使い捨てカイロ、冬になったら使うと思うが、それを捨ててしまわず回収をしまして、その加工したものでヘドロのあるような川や池や海をきれいにすることができる」
山下さんの会社で行っているのがカイロの中身である鉄を酸などと組み合わせてキューブ型にする作業です。このキューブを汚染された池や川に投入すると、ヘドロに含まれる物質に働き掛けて水がきれいになるというのです。
左側の容器に入っているのはヘドロが混じった汚れた水です。ここにキューブを入れて数カ月経過すると、右側の容器に入った水のように透明度が増していることが分かります。
実際、ゴルフ場の池を使って実験を行ったところ、ヘドロが4分の1に減少したといいます。そこで、このキューブを使って山下さんが行っているのが…。
GoGreenGroup・山下崇代表:「万博まで大阪湾をきれいにできるよう動いていこうとしています」
4年後の大阪万博までに大阪湾をきれいにするため、全国から使用済みカイロを集めているといいます。
GoGreenGroup・山下崇代表:「ストックはまだ1トンくらいしかないんですけど、これからどんどん集まってくると思います」
今後はコンビニ店などにボックスを設置し、さらに回収を進めていきたいということです。
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Source: 理系にゅーす