1: 2025/04/20(日) 14:15:55.45
>>2025/04/20 10:49
読売新聞
読売新聞
[危ない骨卒中]<中>
日本の昔ながらの木造家屋は段差が多く、「骨卒中」につながる転倒のリスクがあちこちに潜んでいる。
その理由について、東洋大教授(建築学)の水村容子さんは「日本固有の気候や文化が関連しているため」と説明する。
湿気対策として設けられた床下の空間や靴を脱ぎはきする慣習から、屋内外の境界には大きな段差が生まれる。屋内は、障子や押し入れのふすまなど、引き戸が多くあり、敷居には戸を滑らせるための小さな溝が設けられている。床下の高さが同じでも、畳と板敷きでは厚みが異なるため、和室と廊下の境なども段差が生じやすい。
「昭和期以前に建てられた家屋によくある特徴。シニア世代の居住者が多いとみられ、転倒対策が欠かせない」と、水村さんは注意を呼びかける。
日本転倒予防学会は、転倒に気をつける場所として、「ぬかづけ」を挙げている。「ぬかづけ」とは、「ぬ」れている場所、「か」いだんなどの段差、かた「づけ」られていない場所だ。
「ぬ」にあたるのは、浴室や雨の日の玄関など。特に浴室は浴槽や蛇口など硬いものがあり危険だ。入り口の段差を下りる時、浴槽をまたぐ時も事故が起きやすい。手すりや滑り止めマットを設置したり、床にすのこを敷いて段差を解消したりしたい。
続きを読む
Source: 理系にゅーす