退職代行サービス「モームリ」(東京・大田区)が11日、公式SNSを更新。「従業員に退職代行を使われた」と明かし、反響を呼んでいる。
「モームリ」は、退職の意思を代わりに会社へ伝えるサービス。労働環境改善組合と提携し、顧問弁護士監修が強み。退職相談1万3000件、退職確定件数2万件を突破し「退職成功率100%継続中」としてテレビを始め多くのメディアで取り上げられている。
この日、同社は「従業員に退職代行を使われました」とまさかの報告。「経緯としては、前職でモームリを使った方から当社にアルバイト応募がきて、短期間ですぐ転職された方でしたが、前職で過酷な労働環境で苦しんでいたとの事で、採用としました。しかし、シフトには体調不良でほぼ出勤することは出来ず、本日は久しぶりの出勤の日でしたが、ある退職代行業者より当社に電話があり、入社1ヶ月・出勤数回で退職代行の利用となりました」と経緯を説明した。
「もちろん当社では思い当たる節はありませんし、退職を止めたりなどもありません」とした上で、「以前より言っていますが、企業と労働者とのすれ違いはどんなに頑張っても起きてしまいます。今回の退職理由は“業務的にもスピードをかなり意識して行う部分が自分の性格と適正に合わず、新しいところに転職をしたかった”との事でした。我々が出来ることは、このすれ違いをいかにして少なくしていくか、この貴重な経験を次に活かすかです」と主張。
「これを退職者にぶつけるなんてもってのほかです。当社は自社に何か至らない点があったのでは無いか、しっかりと話を聞いてあげることが出来ていなかったのでは無いか、自問自答して反省をして行動します」とし、「今回退職代行を利用されたことは非常にショックですし思うことももちろんありますが、退職代行業者に退職代行を使われた経験を糧として、さらに労務環境の整備や働きやすさを追求していきたいと思います。“退職代行を使われたことがある”この事実が電話をされる企業の想いも鑑みた運営が出来ると信じ、今後の業務に励んで参ります」と前を向いた。
この投稿には「退職代行業で働いている中の人が別の退職代行使って退職したってこと?」「うーん、とうとうこの時が来てしまったか」「前代未聞の事件やな」「笑っちゃいけないのですが、笑っちゃいました」と、さまざまなコメントが寄せられた。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/11/11/kiji/20241111s00041000219000c.html
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Source: 理系にゅーす