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1: 2025/04/01(火) 14:37:11.61
海外ニュースメディア・WIREDが、イーロン・マスク氏の率いる政府効率化部門(DOGE)がアメリカ社会保障局(SSA)のコンピューターシステムを、数ヶ月という短期間でCOBOLからJavaなどへ移行しようと報じています。ソーシャルニュースサイトのHacker Newsで、この移行計画を危険視する声が挙がっています。

SSAは2017年にコアシステムを置き換えるための数億ドル規模の計画を発表しており、その際には約5年かけて近代化を進める予定でした。しかし2020年に発生したCOVID-19パンデミックにより、この取り組みは一時休止しています。

2025年3月、連邦議会に「ソフトウェア資産の管理と監視強化法(SAMOSA)」案が提出されました。この法案は各政府機関にソフトウェア資産の監査や重複ライセンスの統合などを義務付けるもので、政府機関に18カ月の評価期間と1年の近代化計画期間を与えています。SAMOSA案はもともとバイデン前政権時の2023年7月に提出されていますが、2023年12月に下院を通過したものの、会期終了までに上院で審議されず不成立となっており、今回改めて議会に法案が提出された形になります。

SAMOSA案の提出を背景に、マスク氏の側近であるスティーブ・デイビス氏が主導する今回の計画は、6000万行以上のCOBOLコードを含む巨大なSSAのシステムを全てJavaなどの現代的な言語に書き換えることを目指しています。通常であれば10年はかかるとみられる大規模な移行を数カ月で行うために、DOGEは生成AIを使ってコード変換を試みると予想されています。

SSAのシステムは社会保障番号の発行や支払い管理、給付金計算などの中核機能を担っています。専門家たちは、このような大規模な移行を数ヶ月で完了しようとする計画には無理があり、現在社会保障給付を受けている6500万人以上のアメリカ人の支払いを危険にさらす可能性があると警告しています。

SSAの元上級技術者は、「SSAのシステムは『針金とダクトテープで繋ぎ合わされている』ような状態であり、不用意に一部を取り除くと全体が崩壊する可能性がある」と警告しています。DOGEは生成AIを利用して数ヶ月でCOBOLコードを全て置き換えることを計画しているとのことですが、SSAの元技術者は「このような短期間では無数の事例に対応するテストが不可能」と主張しています。

GIGAZINE 2025年04月01日 07時00分
https://gigazine.net/news/20250401-doge-plans-to-rebuild-ssa-cobol-database/


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Source: 理系にゅーす