ブラジルの基地病院で、手術室の窓の外に突然現れたのは、黒くて大きな2羽のハゲタカ。その視線を感じた患者は、驚きながらも冗談まじりにこうつぶやいたという。「あいつら、自分の死を待っているのか?」
この奇妙な光景は、当時現場にいた医療関係者のペドロさんによって撮影され、SNSに投稿された。
ハゲタカは死のニオイを嗅ぎつけてやってくる鳥として知られており、その存在感とタイミングに、SNSでも「笑えないほど不吉」「出現場所が怖すぎる」といった声が相次いだ。
投稿された写真は多くの注目を集め、SNSのRedditでは、さまざまなコメントが寄せられた。ではさまざまなコメントが寄せられた。
・動物好きとしては『ただ挨拶に来ただけ』と思いたい。でもホラー映画好きとしては『誰かの魂を狙っている』ように見える
・こんなふうに集まるのは、過去にエサがあったと学習してるからじゃないか?
・これが彼らの自然界での食事探しの方法なんだよ
・手術が成功したことを祈るよ。たぶん、間違えて来ただけだと思いたい
ハゲタカはなぜ“死”を連想させるのか?
ハゲタカが死を象徴する存在として知られている背景には、宗教的・文化的なイメージも影響している。
聖書のルカによる福音書17章37節では、イエスが「死体のあるところにはハゲタカが集まる」と語っている。
だが実際には、彼らの行動には明確な生態的理由がある。腐敗した肉を主食とし、“自然界の掃除屋”としての役割を果たしているのだ。
アメリカ・アリゾナ州のボイス・トンプソン植物園でボランティアプログラムを担当しているポール・ウォルターベック氏によると、「彼らは腐った肉から出る独特の硫黄化合物の匂いを空から探知し、その匂いの元を見つけるまで円を描きながら降下していきます」と語っている。
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Source: 理系にゅーす