太陽の光を当てることで水を水素と酸素に分解する「光触媒」の働きを活用し、 
 100平方メートルの規模で純度の高い水素を安全に取り出す実験に、 
 東京大学などの研究チームが成功しました。広範囲での実験は過去に例がないということで、 
 次世代のエネルギーとして注目される水素を大量かつ低コストで作る技術につながる成果として期待されます。 
 実験に成功したのは、NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構と東京大学・信州大学などの研究チームで、 
 ことし8月、国際的な科学雑誌「ネイチャー」で発表しました。 
 研究チームは、太陽の光を吸収して物質の化学反応を促進させる「光触媒」の働きを活用して 
 水を水素と酸素に分解する物質を使った技術開発に取り組んでいます。 
 今回試したのは、この物質を付着させたパネルを屋外に設けて水を注ぎ、 
 太陽の光を受けて発生した水素と酸素が混ざった気体から穴の空いた膜を通すことで水素だけを抽出する実験で、 
 おととしから2年ほど実施してきました。 
 水素は、酸素と結びついて火に触れると燃焼したり爆発したりするため、取り扱いが難しい気体ですが、 
 実験の結果、発生した水素の7割以上をおよそ94%という高い純度で安全に取り出せたということです。 
 研究チームによりますと、100平方メートルの規模で水素の取り出しに成功したのは世界で初めてだとしていて、 
 水素を大量かつ低コストで作る技術につながると期待できる一方、さらに効率よく取り出すための 
 新たな物質の開発が実用化への課題だとしています 
 詳細はソースで、ソースに動画あり 
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211017/k10013310361000.html 
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Source: 理系にゅーす
 
 
 

